シミやシワ、そばかすやたるみのない美肌をキープするためには、正しいスキンケアの知識や美容情報を把握しておくことが大事です。
私たちの周りには、インターネットをはじめたくさんの情報で溢れかえっていますね。今回は知っておくと役に立つような美容知識やスキンケアの知識についてQ&A形式でご紹介したいと思います。
これらを把握しておくことで肌トラブルを未然に防ぐことができたり、さらなる美白を目指すことができるはず。
目次
- 1 Q&A
- 1.0.1 Q1:肌の劣化は何歳から始まるの?
- 1.0.2 Q2:毎日浴びる紫外線の量は蓄積されていくものなの?
- 1.0.3 Q3:歳をとることで肌がゴワついたり、シミができるのはなぜ?
- 1.0.4 Q4:若々しいお肌を保つためのエストロゲンって何?
- 1.0.5 Q5:クレンジングに含まれる界面活性剤って何?
- 1.0.6 Q6:洗顔料のpH値ってなに?
- 1.0.7 Q7:季節によって洗顔料は使い分けた方がいいの?
- 1.0.8 Q8:化粧水に有効な潤い効果抜群の美肌成分ってなに?
- 1.0.9 Q9:保湿成分ともいわれるセラミドってどんな成分?
- 1.0.10 Q10:美肌成分であるヒアロルン酸は、どんな成分?
- 1.0.11 Q11:肌へのやさしさを考えるなら、日焼け止めは「ノンケミカル」を選ぶべき?
- 1.0.12 Q12:ストレスが溜まると、なぜシミがふえるの?
- 1.0.13 Q13:生理前に分泌される黄体ホルモンが肌に与える影響とは?
- 1.0.14 Q14:敏感肌なのか?それともアトピーなのか?
- 1.0.15 Q15:医薬部外品てなに?
- 2 ~美肌後記~
Q&A
Q1:肌の劣化は何歳から始まるの?
A:肌の劣化というと、20代後半から始まるようなイメージがなんとなくあるのではないでしょうか。
実は、肌の水分量は生まれてから少しずつ減っていくものなのだそう。真皮層でいうと、生まれたばかりのときは約80%ほどの水分量があるといわれています。よく、潤った肌のことを「赤ちゃん肌」なんて言葉で褒めたりしますよね。
しかし、20代になると水分量は65%までに減り、それ以降もどんどん減り続けます。この理由には、真皮層にあるヒアロルン酸が減ることが挙げられます。
他にもコラーゲンやセラミドなど、肌の弾力や潤いを保つために必須となる成分も加齢とともに減少していきます。
Q2:毎日浴びる紫外線の量は蓄積されていくものなの?
A:毎日浴びる紫外線。紫外線は季節や天候に関係なく降り注ぐものです。毎日、紫外線によって受けた肌のダメージをスキンケアなどで改善する必要がありますよね。
紫外線については、実は10代までに一生に浴びる紫外線量の約6割を浴びてしまう、なんてことを聞いたことがありませんか。
シミやそばかす、シワを意識して日焼け止めを塗ったりUVケアを怠らないのはアラサー世代になってからだと思いますが、本当は10代から将来のことを考えて万全に紫外線対策をする必要があります。
10代の頃はもともと肌の弾力やハリがあり、シミやシワに悩まされることもないので、毎日しっかりと紫外線対策をする人は少ないかもしれません。そのせいか、10代のうちにうっかりとたくさんの紫外線を浴びてしまう傾向があります。
浴びた紫外線はどんどん蓄積していき、シミやシワ、そばかすなどの原因にもなります。肌の劣化が目にみえてくるのは、だいたい20代後半頃からです。
日焼け止めやUV対策、アンチエイジング対策は実は早ければ早いほど良いということは頭に入れておきましょう。
Q3:歳をとることで肌がゴワついたり、シミができるのはなぜ?
A:人間の肌は、新陳代謝(ターンオーバー)によって生まれ変わることで若々しさをキープすることができます。
表皮細胞にある基底層で肌が生まれ変わって、古いものが剥がれ落ちるまでの周期については、20代で約28日といわれています。しかし、加齢に伴いこの速度はどんどん遅くなっていきます。アラフォー世代にもなると、ターンオーバーの周期は約40日間ともいわれるほど。
新陳代謝の速度が落ちれば古い角質細胞が肌に溜まりやすくなり、その結果皮膚が厚くなったり、ゴワつくなどの症状が見られます。皮膚のゴワつきに限らず、くすみやニキビ、シミなどにも悩まされるようになります。
Q4:若々しいお肌を保つためのエストロゲンって何?
A:エストロゲンとは、女性ホルモンの一種です。別名、卵胞ホルモンともいわれています。
エストロゲンのホルモンがたくさん分泌されることで美肌はもちろんのこと、髪の毛が美しくなったり、体全体の代謝をアップさせるなどの働きがあるようです。 エストロゲンは、25歳頃からだんだんと減少していき、更年期に入るといっきに減少するといわれています。
加齢に限らず、過度なストレスを受けた日々を送っていたり、生活習慣が乱れたり、無理なダイエットをしてもエストロゲンは減少するので要注意!
毎日の生活を少しでも気をつけることでエストロゲンの減少を食い止めることができるでしょう。なお、アラフォー女性であっても若々しく見える人の血液内には、エストロゲンの量が多いなどの結果も出ているそうです。
つまりは、血液にエストロゲンの分泌を増やすほどアンチエイジング効果が期待できるといえます。
Q5:クレンジングに含まれる界面活性剤って何?
A:界面活性剤とは、油と水といった違うものを吸収させてお互いを混ぜやすくさせるための物質です。
クレンジングには、この界面活性剤が含まれています。もともとクレンジングとは、ファンデーションやマスカラ、リップなどのメイクを落とすためのものです。
メイクアップは油性であり、洗顔料や水だけでは落とすことができないため、油分を乳化させるなどしてメイクを落としやすくする必要があります。
そのために必要となるのが界面活性剤です。メイクを落とすために必須となる界面活性剤ですが、これがそれなりに肌に強い刺激を与えてしまうことは否めません。
しかし、毎日すっぴんでいるわけにはいかないのですよね。界面活性剤があまり強く含まれていない、マイルドなクレンジングクリームなどを使用することをおすすめします。
Q6:洗顔料のpH値ってなに?
A:洗顔料にはpHという値があります。
pHとは、アルカリ性なのか、酸性なのかを表す数値のことです。お肌には弱酸性がいい、なんてなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、pHは0~14まであり、7が中性、これ以上はアルカリ性、7以下は酸性です。健康的な肌のpHの値は、4.5~5.5までの弱酸性だといわれていて、オイリーな肌タイプの人には酸性の傾向が強いといわれているようです。
Q7:季節によって洗顔料は使い分けた方がいいの?
A:肌の皮脂量については、加齢はもちろんのこと、季節によっても分泌量は変化します。
ましてや、汗まみれになる夏場と、乾燥の強い冬場では肌の状態は変化するものです。
季節や肌の状態に合わせて洗顔料を使い分けるのがおすすめ。
皮脂量が増える夏は、洗浄力効果の高い洗顔料を使用し、乾燥が気になる冬には肌にやさしいマイルドなタイプの洗顔料を選ぶようにしましょう。
Q8:化粧水に有効な潤い効果抜群の美肌成分ってなに?
A:私たちは、洗顔後は化粧水をたっぷりとつける習慣があると思います。肌に潤いを出すためには自分に合った化粧水は欠かせません。
しかし、どんなにたくさん化粧水をつけても肌の保水機能自体が弱っていたら、水分はすぐに蒸発してしまうもの。
化粧水に配合すると潤いをしっかりとキープできる美白成分の代表となるのがナイアシンやビタミンC誘導体だといわれています。それらは水溶性美白成分のため、これらが含まれた化粧水を使うことで、お肌が角質層までしっとりと潤うはずです。
Q9:保湿成分ともいわれるセラミドってどんな成分?
A:セラミドには保湿成分がある、なんてことをあなたも一度くらいは耳にしたことがあるはずです。
セラミドは数ある保湿成分の中でも、とても保湿力の高い成分として知られているので、基礎化粧品などにはもってこいの成分。セラミド配合の基礎化粧品を使用することで乾燥肌が改善される傾向も高いといえます。
しかし、セラミドの原料はやや高価なため、セラミドとは記載されていても実際の配合量は少ないケースもしばしば。他にもセラミドではないのに、セラミドに近い名前でうたった似た成分のものを使用している化粧品さえ存在するため注意が必要です。
セラミドについては濃度が低めだと大きな保湿の効果を期待することは難しいですが、3千円程度する化粧品には本当のセラミドが含まれているともいわれています。
Q10:美肌成分であるヒアロルン酸は、どんな成分?
A:ヒアロルン酸についても保湿効果が期待できる有効性成分として知られています。
もともとヒアロルン酸は、ニワトリのトサカから抽出した成分であり、保湿力にすぐれていて、肌から水分を逃さない成分ともいえます。素材はゼリー状の物質なのでやや粘着性があり、セラミドほど触り心地がよくない、なんて意見も中にはあるようです。
しかしセラミドよりも安価で使いやすいのが魅力の一つです。ヒアロルン酸については昔は、高価な美白成分として親しまれていましたが、最近は先端のバイオ技術などによって簡単に人工的に生産できるようになったので基礎化粧品などにも普及されるようになったようです。
Q11:肌へのやさしさを考えるなら、日焼け止めは「ノンケミカル」を選ぶべき?
A:紫外線をカットするために、ついSPAやPAの値が高いものを選びがちですが、実は数値が高いものほど肌への刺激が強すぎるものが多いこともあります。
日焼け止めに含まれる成分には、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類がありあります。
「紫外線散乱剤」は、紫外線吸収剤と比較すると肌への負担は少ないのですが皮脂などを吸収しやすいため、やや乾燥肌になりがち。
「紫外線吸収剤」は、紫外線をカットする力に優れている分、肌への刺激が強すぎる傾向にあります。もともと肌がデリケートで荒れやすい人は、「紫外線吸収剤」を配合していないノンケミカルタイプの日焼け止めを使用するようにしましょう。
Q12:ストレスが溜まると、なぜシミがふえるの?
A:これは意外な事実かもしれませんが、ストレスを受けてホルモンバランスが崩れた状態になると人は紫外線の影響を強く受けることがあるようです。
なぜなら、ストレスが溜まると体内で副腎皮質ホルモンが分泌される仕組みになっていて、これが過剰に分泌されるとシミやシワの原因にもなるメラニンの生成を助長する働きがあるからです。
運動や食事、趣味などでなるべくストレスを溜めないようにすることも、シミ予防には欠かせない要素といえるでしょう。
Q13:生理前に分泌される黄体ホルモンが肌に与える影響とは?
A:生理前の女性は、肌荒れしたりニキビができやすいのは周知の事実でしょう。
生理前の黄体期には、紫外線を受けやすいため、日焼けをしやすいのも特徴の一つです。黄体期は、排卵から生理に入るまで続きます。妊娠中も同じようにホルモンバランスが影響して紫外線を受けやすくなります。
しかし、妊娠中に肌にシミができやすくなるのは、紫外線やホルモンバランスの影響に限らず、ストレスなどの問題によって、スキンケアを怠りがちになることも理由に挙げられます。
他にも黄体期には基礎体温が上がって、だるい日が続いくので、顔のむくみがひどくなったり、ストレスによって食欲が増えて体重増加になるなどのトラブルも見られます。
Q14:敏感肌なのか?それともアトピーなのか?
A:肌が妙に乾燥しがちだったり、目の周りがかさついたり、かゆみなどが出てくると「乾燥のせいかも?」なんて思う人が多いようです。
そうやって自身の肌を勝手に「乾燥肌」と決めつけてしまう人も多いみたいですが、じつはそれが間違いであるケースはよくあることなのだそう。
上記のように目の周りがかさつく、肌に赤みが出る、かゆみが続くなどの症状が出た場合は、乾燥肌ではなくアトピー性皮膚炎の可能性もあるようです。
アトピー性皮膚炎については、幼少期に発生するものだと思い込んでいる人が多いようですが、実は大人になってから発症する成人型アトピー性皮膚炎の人も存在します。気になった場合は、すぐに皮膚科を受診するなどして早期の治療に努めましょう。
Q15:医薬部外品てなに?
A:医薬部外品とは、厚生労働省の認可を受けた成分を配合したものです。医薬品と化粧品の中間ともいえるかもしれません。
医薬部外品には、トラネキサム酸や、プラセンタエキスやビタミンC誘導体、リノール酸などの美白成分を含まれていて、「紫外線のダメージによるシミやシワ、そばかすなどを防げる」と効能を書くことも認められています。
肌の予防というよりも改善をメインとした商品だといえるでしょう。
~美肌後記~
今回は「【保存版】知っておくと便利な美容&スキンケアの正しい知識Q&A」についてご紹介しました。
知っているようで実は知らなかった美容知識やスキンケアの常識などをたくさん深堀してみたので、きっとご理解できたと思います。どれも役立つ内容ばかりなので、この機会にぜひ参考にしてみてくださいね。