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【完全保存版】美肌をキープするために知っておきたい美容知識とQ&A
私たちが実年齢よりも若々しい美しい美肌をキープするためには、正しい美容知識を身につけること、そして自分に合ったスキンケア方法を心がけることが大切です。
今回は美肌をキープするために知っておきたい美容知識について、わかりやすいQ&A形式でご紹介していきます。
意外なところであなたの美容知識が間違っていた!なんて可能性もあるため、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
美容の専門家が考える本当の美肌とは?
Q:私は色白なので肌がキレイと思われがちですが、実は乾燥などに悩まされています。美容の専門家が考える本当の美肌とは、具体的にどんな肌ですか?
A:日本人にとって「美白」は重要な要素かもしれません。そのため白い肌こそが美しい肌の条件だ、と思っている人は多いようです。しかし、皮膚科医などの美容の専門家から見た美肌の条件とは以下の通りです。
・肌がしっとりとして滑らかであること
・肌に弾力があり、たるみがないこと
・くすみがない、血色がよい、透明感があること
いかがでしょうか。上記が美肌のマストであることは覚えておきたいものですよね。
加齢に伴い、肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどは減少していくため、乾燥が進行し肌のキメが荒くなる傾向があります。
しかし正しいスキンケア方法でしっかりと保湿をおこなえば、肌の角質の水分量は15~20%をキープすることが可能です。
20%ほど水分量があると、触ったときにモッチリとした肌の弾力を実感することができます。
敏感肌にはオーガニックの基礎化粧品?
Q:私の肌は合わない基礎化粧品を使うと、すぐに乾燥やつっぱりが生じます。敏感肌にはオーガニックの基礎化粧品などがよいのでしょうか?
A:「オーガニック」というと何でも肌にやさしいイメージがあるのかもしれません。
しかし基礎化粧品などで肌がかぶれやすい人や、どちらかといえば敏感肌であると思う人ほど、オーガニック化粧品であれば何でもよいわけではありません。
むしろそういう人ほど、基礎化粧品の使い方には注意する必要があります。
オーガニック製品であれば何でも肌にやさしい、というわけではないことは覚えておきましょう。
Q:私は乾燥肌です。肌を乾燥から守るためにはとにかく保湿クリームをたくさん塗った方がよいでしょうか?
A:乾燥肌の人はとくに保湿が大事なことは事実です。しかし油分の多い保湿クリームを、肌に塗りたくればよいというわけではありません。
お肌が乾燥するのもよくはありませんが、必要以上に油分の多いクリームを塗ると、大人ニキビの原因にもなります。
基本的に保湿に大事なことは、角質にまで水分をしっかりととどけること。
ヒアロルン酸やセラミドなどの保湿力の高い化粧水でしっかりと角質層に潤いを与えた後は、保湿クリームなどを適量ほど塗り、肌から水分を逃さないことが大事になります。
化粧水とコットンの使用
Q:メイクをしっかりと落とし、化粧水を肌へ浸透させるためには、コットンを使用した方がよいでしょうか?
A:コットンを使用する際、強い力で肌をこするなどしない限りは、コットンを使用してもとくに問題はありません。
しかしクレンジングをする際、ウォータープループタイプのアイライナーやマスカラを、必死に落とすためにゴシゴシと肌を強くこすりつけてしまう人がほとんど。
肌への摩擦をどうしても避けたい人は、クリームタイプのクレンジングを選び、メイクや汚れをやさしく手でなじませる方法をおすすめします。
化粧水のパッティングについては、適量の化粧水や乳液などをコットンに染み込ませた後、やさしく肌へとなじませて5分ほど置き、スピーディーな保湿を心がけましょう。
保湿クリームと塗り方
Q:保湿クリームを塗るときやマッサージをするときは、シミやシワを作らないためにも、塗る方向やマッサージをする方向に気をつけるべきでしょうか?
A:雑誌に書かれている「シワやたるみに効果的なマッサージ方法」などを見てみると、顔の中央部分から外側に向かって、シワやたるみを伸ばすようにマッサージするのが有効、と書かれているものが多いですよね。
リンパの流れをよくして体内の毒素をデトックスするためにも、そのような方法がよい理由も一理あるとは思いますが、その通りに基礎化粧品を使わなくても、シワやシミが増えるという証拠はとくにないといわれています。
大事なことは、マッサージや保湿をするときの方向よりも、スキンケアをする際に肌を強くこすりすぎないこと。
あくまでもスキンケアをするときは、手でやさしくケアすることを念頭に置いておきましょう。
朝晩のスキンケア
Q:朝と夜とではスキンケア方法は変えた方がよいのでしょうか?
A:忙しい朝は、夜ほど念入りなスキンケアをする余裕なんてないですよね。
しかし美肌をキープするためには、朝でもベーシックなスキンケアを心がけることが大事です。
日中は紫外線や外気による乾燥、空気の汚れなどに肌がさらされるため、それらの刺激から肌を守れるように最低限のスキンケアが必要となります。
朝の洗顔により、寝ている間の皮脂量や汚れなどを取り除いた後は、しっかりと化粧水で水分補給を行い肌のキメを整えます。
その後は乳液やクリームなどを塗って、肌に保湿成分をしっかりととじこめましょう。
そして日焼け止めクリームは顔だけでなく首や腕までしっかりと塗って、化粧下地にはUV効果のあるものを選ぶことが大切です。
夜のスキンケアでは、日中に浴びた紫外線によるダメージや外部の汚れをクリーンにすることが重要です。
日中に受けたダメージから肌をしっかりと回復させ、翌日の肌のキメを整えるためにも、自身の肌の状態に合ったスキンケアをおこなうようにしましょう。
まずはクレンジングで油性のメイクなどをしっかりと浮かせて落としたら、泡立てた洗顔料でクレンジグ料や肌の汚れなどを除去します。
洗顔後は化粧水で角質に潤いをしっかりと与え、その後は保湿効果の高いセラミドなどの美容液でしっかりと肌を保湿しましょう。
これだけでも十分ですが、とくに目元などの皮膚の薄い場所の乾燥が気になる人は、保湿クリームなどをダブル使いするのもおすすめです。
洗顔時のお湯の適温
Q:顔をすすぐときは、お湯の温度は何度くらいがよいのでしょうか?
A:洗顔料を手のひらでしっかりと泡立てて洗った後は、きちんとすすぐことが大事です。 ぬるま湯で30回ほどすすぐことをおすすめしますが、ぬるま湯といっても一体何℃が最適なのかを知っている人は少ないかもしれませんね。
洗顔料を洗い流すときのおすすめは、体温よりは低めのだいたい32度くらいが適温だそうです。
洗い流すときは手でゴシゴシと肌をこすって余計な刺激を与えないように、気をつけてくださいね。
顔をすすぐときは、ぬるま湯を手のひらで、やさしくすくって顔にかけて汚れを洗い流すようなイメージでやるとよいそうです。
顔全体に保湿成分をなじませたい
Q:乳液や保湿クリームを顔にしっかりとなじませようとしても、やり方がよくわかりません。顔全体に満遍なく保湿成分をなじませるためにおすすめの塗り方はありますか?
A:洗顔後、化粧水によって肌を保湿しても、その後に保湿クリームや美容液などでさらに保湿をしなければ肌の水分は蒸発してしまいます。
肌の奥にまで潤いをとじこめるために、マストとなるのが乳液と美容液、そして保湿クリームです。
これらを化粧水の上からしっかりと重ね付けすることで、角質層にまでしっかりと潤いを閉じ込めて、乾燥しづらい肌へと導いてくれます。
いざ乳液やクリームを適量とるといっても、どのくらいが適量なのかよくわからない人も多いでしょう。
ちなみに乳液の適量については、小さじ一杯ほどだといわれています。クリームの適量については、パール粒(大)を目安とします。
それを、おでこ・両頬・鼻・あごの5か所において、ゆっくりと伸ばすように顔になじませると、全体的に肌が潤うのを実感できるはずです。
口元や目の周りなど、皮膚が薄くてシワが気になる場所については、乳液や保湿クリームをさらに少量(指先程度)のみとって、重ねづけするのもおすすめです。
重ねづけのポイントは、くれぐれも肌をこすりすぎないこと。口元や目元はもともと皮膚が薄くて、乾燥しやすくデリケートな場所なので、指先の腹をつかって、やさしくすっとなじませるのがポイントです。
アイケア時のポイントを教えて!
Q:最近、目元の乾燥が気になり、アイクリームも使用するようになりました。目元が乾燥していると、こすりすぎたり、触りすぎて乾燥がひどくなるような気がします。アイケアをおこなうときのポイントはありますか?
A:加齢やストレスによって、目元に小ジワができたりくすみができると、年齢以上に老けた印象に見られてしまいますよね。
目元はほかに比べて皮膚がはるかに薄く、皮脂量も少ないため、外部の刺激を受けやすい分、乾燥にも弱いパーツとして知られています。
さらに瞬きなどをしてよく動かす場所でもあるので、シワやたるみの原因にもなりやすいパーツといわれています。
デリケートな目元は正しいアイケアによって定期的にケアする必要があります。
アイケアのポイントとしては、ケアするときには薬指や小指などの腹でやさしくクリームや美容液を塗ること。
薬指や小指には力が入りづらいので、余計な力を入れて肌に強い刺激を与えることなく、目元をやさしくケアすることができます。
クリームや美容液を小指の腹で適量ほど取ったら、目元を強く引っ張るのではなく、肌の上からやさしく押さえるようにして、なじませていきましょう。
目元は皮膚が薄くてデリケートな場所です。目元の血行が悪くなると、くすみやクマの原因にもなります。
それに、目頭や目尻などを含めた目元周辺は、ツボが多い場所として知られています。
薬指や小指の腹で目元のツボをやさしく押すことで、硬くなった筋力も柔らかくなり、くすみも消えてハツラツとした表情になっていくでしょう。
化粧品の使用期限の目安は
Q:ちょっと古い基礎化粧品を使ったら、肌がかぶれてしまいました。化粧品の使用期限については考えたことがなかったのですが、期限の目安はどのくらいなのですか?
A:基礎化粧品は、私たちが安全に使うために、さまざまな安全性のテストをしています。
基礎化粧品の中に含まれる防止剤や防腐剤は、化粧品の酸化を防いでなるべく日持ちさせることが目的です。
とはいえ基礎化粧品などを高温多湿の場所に置いておくと菌が繁殖し、肌荒れの原因にもなるため、保存場所には注意が必要です。
高温多湿の場所や日光が直接当たるような場所は避けるのが正解です。
また基礎化粧品を洗面台などの近くに置く人は多いですが、残りの化粧品によけいな水が入ったりすると、菌が繁殖する原因にもなるのでおすすめできません。
できれば基礎化粧品用のボックスなどで管理し、衛生面に十分に気をつけてください。
基礎化粧品の期限については、使用期限が特別に記載されていない商品に関しては、未開封であれば3年程度の使用が可能といわれています。
酸化防止剤や防腐剤が含まれてない商品は、適切な保存状態であっても、うっかり酸化させて成分が変質してしまう、などのトラブルもあるので要注意!
使用期限が書かれたものに関しては必ずそれを守るようにしましょう。
また基礎化粧品は空気や湿気に触れると、雑菌が繁殖しやすくなります。
開封した後は使用期限よりも早めに使い切ることが、肌を守るうえでは大事だということを覚えておきましょう。
ほかにも保湿の際に、クリームを出しすぎてしまってケースに戻す人がときどきいますよね。
これは衛生面で考えるとよい行為ではありません。
クリームを戻すときに手に雑菌がつくと、化粧品の成分を変質させてしまうこともあります。
クリームを取りすぎたときは顔だけでなく、首周りやボディー、足などにもクリームを塗るといった工夫をしましょう。
~美肌後記~
今回は「【完全保存版】美肌をキープするために知っておきたい美容知識とQ&A」についてご紹介しました。
これまで自分が正しいと思ってやってきたスキンケア方法が、実は間違いだった!なんてことはよくあることです。
これまで間違ったスキンケアをしていた人や、まったく知らなかった美容知識に出会えた人は、今回のQ&Aを参考にあなたの肌をこれまで以上に美しいものへと導いてください。