歳をとるとシミやシワはもちろん、目の周りのクマにも悩まされるようになりますよね?
クマがあるだけで、なんだか睡眠不足にも見えてものすご~く不健康そうな感じがします。
すると、実年齢よりもぐっと老けてみられがち。
目元はとても乾燥しやすく、皮膚が薄いパーツでもあるため、ちょっとでもスキンケアをおこたるだけでクマだけでなく、シワやたるみ、にもつながります。
加齢が見えやすい場所なのでちょっとでもスキンケアを怠るとたちまち乾燥がひどくなって、クマやシミが目立つことにもなるので注意が必要です。
興味深いことが、クマは人によって3つのタイプがあるということ。
今回は、
3つのクマのタイプと原因
特徴やクマへの効果的なアプローチ方法
4即効性のあるマッサージ方法
などをご紹介してまいります。
目次
クマができる原因って!?
クマの原因は、加齢やストレス、目元の乾燥や睡眠不足などが大きな原因といわれています。
しかし、実はそれだけが原因ではありません。
目元周辺の皮膚は、他のパーツに比べるととても薄いですよね。そのため、睡眠不足やストレス状態が長く続くと、目もとの血流がどんどん悪くなって、その状態が不健康なクマとして映りこんでしまうそう。
他にも目をこする癖があったり、目の周りを過度に刺激してしまうと、それもクマの原因になるので、目もとの触りすぎにはくれぐれも注意するようにしてください。
「青グマ」「茶クマ」「黒グマ」……。まずは、自分のクマタイプを知ろう!
クマの種類は、大きくわけて「青グマ」「茶クマ」「黒グマ」の3タイプがあります。
それぞれのクマの原因や特徴、対処方法などについて詳しくご紹介していきます。
実は年齢は関係ない?! 睡眠不足やストレスが原因の「青クマ」って?
「青グマ」は年齢に関係なく出る「クマ」です。
仕事や家庭に対して大きなストレスを感じやすい人や、睡眠不足などに悩まされている人は要注意!
「青グマ」は、ストレスや慢性疲労により血液の循環が悪くなることが原因だといわれています。
目元の血流が悪くなれば、目の下の毛細血管の血流がとどこおります。
すると、それが青っぽく色素沈着して見えるようになるため、「青っぽいクマ」として映ってみえるのです。
例え年齢が若い人であっても、仕事がハード過ぎたり、睡眠不足が続くような生活ばかりをしていると、青クマが目立ってしまうケースが多いです。
青クマがある人は、目元だけでなく、顔全体が青白くて血色が悪いのが特徴。
ずっとこの状態を放置していると、お肌のハリはどんどん失われ、クマやくすみがひどく目立った顔になってしまいます。
「青グマ」に有効なスキンケア方法って?
「青グマ」は疲れやストレスによって血流が悪くなることで起こります。
若い人の場合は、疲労回復すれば次第に消えることもありますが、早期に治すためには、まずはぐっすりと寝て体を休めることが先決。
ほかにも、お風呂にしっかりとつかって、体内からじっくりと体を温めることも有効です。ホットミルクや白湯を飲む、ホットタオルで目元を温めるのも血の巡りがよくなるのでおすすめ。
目元を温めることで血行促進にもつながるため、くすんで見えがちの「青クマ」が徐々にうすくなってゆきます。
温める×冷やす作業を交互におこなうことで、より血行をうながすことができるので、治りも早くなります。
慢性疲労や血行促進にも! リンパ節の耳つぼマッサージで「青クマ」を解消!
耳の後ろには、リンパ節があります。フェースラインや耳の後ろ周辺をマッサージすると、ものすごく気持ちがいいですよね。
血流の流れがよくなっていることを実感できるからです。
耳の後ろのリンパ節を定期的に刺激することで、体内の老廃物がしっかりと体外へと流れていき、「青クマ」の原因ともいわれる慢性的な疲労や血流の滞りなどをしっかりと取り除いてくれます。
マッサージの仕方
ステップ①
人差し指と中指で耳の前後(耳下)を挟み込みます。
ステップ②
両指全体で前後・左右に円をかくようにマッサージします。(合計30回ほどマッサージ)。
ポイント
自身が心地よい圧力でやさしくマッサージしてみてください。
皮膚への強い刺激
女性の肌は、思った以上に毎日強い刺激にさらされています。
例えば一日の始まりにメイクしたり、何度もメイク直しをしたり、紫外線を浴びたり、季節の変わり目による肌の乾燥など……こんな風に様々な刺激を受けているのが現状です。
メイクをしっかりと落として、美白や保湿効果のある美容アイテムを使うのは大事ですが、洗顔をなどのスキンケアをおこなうときに、必要以上に肌をこすったり触りすぎてしまうと、皮膚が強い刺激を受けてしまうため、逆にニキビができたり肌荒れを起こすケースもあるので、くれぐれもスキンケアをするときには注意が必要です。
肌そのものがもつバリア機能の低下
加齢に伴い、もちろん体内の免疫力は衰えます。
これは仕方のないことではありますが、努力によっては肌のバリア機能を低下させずにキープすることも可能です。
ライフスタイルが多忙になるとつい念入りなスキンケアを怠りがちですが、それが日常化するとお肌に古い角質が残ったままでどんどん蓄積されていってしまいます。
すると、毛穴に汚れがつまって大人ニキビや肌荒れ、シミやシワ、毛穴のつまりなどにも影響します。
肌の状態が悪くなればなるほど、どんどん肌そのもののバリア機能は低下し、大人の肌荒れを加速させるといった悪循環におちいってしまいます。
不規則な食生活と栄養バランスの悪い食事
人によっては勤務時間が変動しやすい仕事のため、不規則な生活を避けられない人も多いかもしれません。
しかし、毎朝日の光を浴びたり、お風呂上りに簡単なストレッチをするなどして肌の血行促進をはかることはできるはず。
それに、適度な運動はうつ病にも最適な脳内ホルモンが分泌しやすいともいわれているので、リフレッシュにも最適です。
太陽の光も浴びない、運動もしない。そ
んな不健康な生活を送っていれば、もちろんホルモンバランスも乱れがちになりますし、肌荒れも起こしやすくなるため大人のニキビができやすくなります。
また、ストレスが溜まると、
「美味しいものをいっぱい食べよう!」
しかし、食べ物によっては摂取する量などに注意する必要があります。
脂肪や糖分、油が多い食生活ばかりを送っていると、栄養バランスの偏りから大人ニキビの原因にもなるからです。女性は甘いものが好きですが、糖質の取りすぎはニキビだけでなく肥満にも影響します。
大人のニキビにはどんな種類があるの?
大人ニキビと若い頃のニキビの違いについては知っている人も多いと思いますが……、実は大人ニキビの中にも種類があるということをご存知でしたか?今から3つの大人ニキビについてご紹介してまいりましょう。
大人のニキビの種類①白ニキビ
白ニキビとは、初期段階のニキビです。毛穴に皮脂が溜まって、それが詰まったことでできる白っぽいニキビのことです。
白ニキビができることで肌が少し盛り上がりますが、炎症は起こしていないのが特徴です。
白ニキビを見るとほとんどの女性が
「潰したい……」
できればこの段階で皮膚科に行くか、肌荒れに有効なスキンケアによってお肌を正常な状態へと戻すことがのぞまれます。
大人のニキビの種類②黒ニキビ
白ニキビの状態が悪くなったものを黒ニキビといいます。
白ニキビの毛穴が開いて皮脂が酸化することでニキビが黒っぽくなります。
この段階でも、まだ炎症を起こしているとはいえません。シミやほくろのような色素沈着が気になりますが、触ったり潰すことは絶対に避けてください。
大人のニキビの種類③赤ニキビ
白ニキビを経て黒ニキビとなり、さらにそれが悪化すると今度は赤ニキビへと変化します。
赤ニキビは、皮膚が炎症を起こして腫れ上がった状態です。炎症のせいかそれなりに痛みも感じるのが特徴です。
皮膚の下層では、ニキビの元でもあるアクネ菌が蔓延しているため、ここでしっかりとした治療を行わないとニキビ跡として残ってしまう可能性大です。
加齢や肌のたるみが原因の「黒クマ」って?!
「黒クマ」の原因は、加齢によるお肌のたるみです。加齢にともない、顔全体の筋力や目の周りの筋力は衰えてゆくものですよね。
筋力が低下することで、お肌のハリが失われるため、肌はたるみがちになります。目元がたるめば、それが陰になり、「黒クマ」のように見えます。
黒クマが見え始めるタイミングは、シミやシワ、ほうれい線などがかなり目立ってくる頃だといわれています。
そんな症状が見えてくる年齢は、ちょうど30代後半から40代初め頃ではないでしょうか。
ちなみに、「黒クマ」対策は早いにこしたことにありません。思いたったらすぐに「たるみ」対策を始めましょう。
「黒クマ」に有効なスキンケア方法って?!
「黒クマ」の大きな原因でもある「たるみ」を解消するためには、とくに目元へのハリケアやシミケア、くすみケアなどの保湿ケアをおこなうのが有効です。
美白効果の高い美容液などを継続的に使えば目元がピンと張ってきて、くすみがちだった肌にも輝きが出てきます。
すると肌にハリや弾力が出てくるため、その分「黒クマ」が目立ちにくくなります。
最近は、アンチエイジングや目元の乾燥、たるみ対策として、目元専用の美容液なども販売していますよね。
保湿効果の高い美容液を目元に重ね付けするのも、お肌にハリが出るのでとても有効です。
目元に美容液を塗るときは、クマの原因を作らないためにも、くれぐれもやさしくなじませるようにしましょう。
仕事終わりの時間は、とくに肌の乾燥によって肌のハリは失われます。
たるみやくすみなどによる「黒クマ」が目立つ原因にもなるので、朝夜の潤いケア&美白ケアは欠かさないようにしたいものですよね。
さらに「黒クマ」ケアには食生活を見直すことも大切。
糖質や塩分を控えることでも体内から「たるみケア」や「エイジングケア」の予防の効果があるからだそうです。
頑固な「黒クマ」は、目の周りにある筋肉(眼輪筋)をストレッチしたり、やさしくマッサージすることで薄めることができます。
簡単なマッサージとしておすすめなのが、以下の方法です。
- 目を大きく見開く
- 眼球を左右や上下へと大きく動かしたり、360度回す
こんな簡単なストレッチが、目元の筋肉を活性化させてくれるのでハリケアにも最適です。
眉毛下のツボ押しで、たるみ解消!「黒クマ」に効果的な目元マッサージ 6ステップ
眉毛の下には、むくみや顔全体のたるみを解消するというツボがあります。
眉下のマッサージを積極的におこなうことで「黒クマ」の原因ともいえる顔のたるみを解消するだけでなく、リフトアップ効果やアンチエイジング効果なども期待することができます。
ステップ①
人差し指の腹を、眉頭の真下あたりにおきます。
ステップ②
そのまま10秒ほど指圧します。
※指圧するときは、徐々に力を入れていく感じです。
ステップ③
次に、人差し指の腹を眉下の真ん中あたりにおきます。
ステップ④
同じように指の腹でしっかりと10秒ほど圧を加えます。
ステップ⑤
最後に眉尻の真下に、人差し指の腹をおきます。
ステップ⑥
同じように指の腹で10秒ほど圧を加えましょう。
ポイント
マッサージをおこなうときは、左右の眉毛へのマッサージを同時に行うこと。
これで一度に両方の眉下のツボを刺激することができます。指圧するときの力加減としては、自身が気持ちいいと思える強さよりも、やや弱めでやること。
これによって皮膚に強い摩擦を与えずに済むので、お肌を傷つける心配もありません。
眼球はとても繊細なパーツです。
マッサージをするときは、あくまでも眉下のツボのみにとどめましょう。そうすれば目元や肌を傷つけることなく、顔のたるみを解消することができます。