従来に比べて最近はアラフォーになっても、美しい女性が増えましたよね。
若々しい印象を第三者に与えるためには「美肌」であることが条件。肌が汚いだけで一気に老けた印象を与えてしまいます。
美肌でいるためには毎日の正しいスキンケアがとても重要。
今回は美肌をキープするための、デイリースキンケア方法【クレンジング・洗顔・化粧水・美容液・クリーム】についてまとめていきたいと思います。
すでに美肌についての知識を身につけた人でも、まだ勘違いしていることがあるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
【クレンジング編】正しいクレンジングの基礎知識
肌荒れや乾燥がひどい人の中には、クレンジング方法から見直してみるとよいでしょう。
私たちは日々、メイクをしたり日焼け止めを塗るなどの生活を送っているため、クレンジングを使用しない日はありませんよね。
しかしクレンジングは、メイクや日焼け止めだけでなく、毛穴の老廃物や汚れをしっかりと取り除くために、正しい方法を身につけなければなりません。
間違った方法でケアをしてしまうと、肌トラブルにつながることもあるので要注意。
早速あなたのクレンジング方法を見直してみましょう!
肌にやさしいタイプのものを選びましょう。
最近はウォータープルーフタイプのコスメも多いので、クレンジングをする際はしっかりと落そうとして、必要以上に洗浄力の強いクレンジングを選んでしまう人も多いはず。
しかしクレンジング料には油と水などを付着させて汚れを落とすための、界面活性剤という肌への刺激が強い成分が使用されています。
つまりはメイクを落とすだけでも、少なくとも肌への刺激があるということを忘れてはいけません。
いくらメイクなどの汚れを落とす洗浄力にすぐれていても、選び方を一歩でも間違えればメイクを落とさないよりも、肌への負担をかけてしまうこともあり得ます。
自分に合ったクレンジングを選ぶ際は、肌タイプ・メイクの濃さや使用感などで選ぶようにしましょう。
クレンジング力が一番高いことで知られるのが、オイルクレンジングやジェルタイプです。
クレンジング力は弱いけど肌への刺激が少ないのは、乳液タイプといわれています。
クレンジング量の肌への刺激度
クレンジング料が肌へ与える刺激の順番は以下のとおりです。
※肌への刺激が強い順
- ふき取りタイプのクレンジング
- オイルタイプのクレンジング
- リキッドタイプのクレンジング
- ジェルタイプのクレンジング
- ミルクタイプのクレンジング
- クリームタイプのクレンジング
上記のことからクレンジング料で肌への刺激が強いのは、ふき取りタイプやオイル、リキッドタイプのもの、肌への刺激がマイルドなのは、クリームやミルクタイプのクレンジング料であることがおわかりいただけるでしょう。
ポイント
クレンジングには界面活性剤などの刺激成分が含まれているため、長時間使用すると肌へのダメージを伴う可能性があります。
どんなクレンジングを使用するにしろ、使用するときは、なるべく短時間で洗い流すことが重要です。
界面活性剤が含まれたクレンジングには、少なからずとも肌への負担があることを意識してメイクを落とすことを、おすすめします。
【洗顔編】正しい洗顔方法の基礎知識
正しい洗顔方法を身につけることは、後の化粧水・乳液や美容液などでしっかりと水分を吸収させるためにも大事なプロセス。
洗顔するときはむやみに肌をごしごしとこすらないように、やさしく洗うようにしましょう。
肌をこすることで逆に肌を傷つけ、シミやシワ、そばかすやたるみなどの原因にもなります。
乾燥肌の人はなるべく保湿効果の高い洗顔料を選ぶようにしましょう。
しっかりと泡立てた後は、泡でやさしく顔を包み込むように汚れを落とすことを意識してみてください。
洗顔後はタオルで肌の水分のみを吸収するように、軽く抑える程度でオーケーです。
そうすれば肌への負担をかけることもありません。
洗顔するときの順番って?
まずはぬるま湯で顔を洗い、清潔感ある手で洗顔料をしっかりと泡立てて、キメ細やかな泡を作ります。
顔を洗う時は皮脂量の多いTゾーンから順番に洗っていきましょう。
額から鼻まで泡をしっかりとのばしたら、泡で毛穴の汚れを浮かして落とすイメージ。
そうやって、やさしく洗っていきます。
皮脂料の多いTゾーンを洗い終わったら今後は面積の広い頬、最後にデリケートで皮膚の薄い目元や口元などを、やさしく洗っていきます。
洗顔後はぬるま湯で、20回~30回ほど洗い流すようにしましょう。
顎などのフェースラインには泡が残りやすいので、意識して丁寧にすすぐようにしましょう。
ポイント
洗顔料でやさしく顔を洗うときと同様に、洗顔した後はぬるま湯で丁寧にすすぐことが大切です。
洗顔料を洗い流すときのおすすめの温度は、体温よりやや低めの32度くらいが適温だそうです。
ぬるま湯ですすぐときは、手でゴシゴシと肌をこすりすぎないように気をつけること。
顔をすすぐときのポイントは、ぬるま湯を手のひらでやさしくすくい、まんべんなく顔にかけて洗い流すとよいそうです。
肌荒れや大人ニキビなどがひどい場合は、チューブ式の洗顔料ではなくより刺激の弱い固形石鹸などで顔を洗うようにすると、肌への刺激を減らすことができます。
【化粧水編】正しい化粧水ケアの基礎知識
化粧水はたくさん肌につけた方が潤う、と考えている人が多いようですが決してそういうわけではありません。
肌自体の保水機能が弱まると、肌の真皮層まで潤いがとどかないので意味がなくなってしまいます。
そして表面上につけた水分は、そのうち肌に浸透することなく蒸発していきます。
肌の真皮にまでしっかりと潤いを閉じ込めるためには、ビタミンC誘導体やナイアシンなどの美肌成分が含まれた化粧水を選ぶこと。
ちなみにビタミン系の成分は壊れやすいといわれているため、美容液やクリームなどに配合されたものよりも、化粧水に配合されたものの方が吸収率がよいともいわれています。
化粧水をつけるときは、清潔感のある手で10円玉くらいの量をとり、肌全体にやさしくなじませます。
肌のこすりすぎは、肌への負担になるので注意しましょう。
顔全体になじませるときは、手のひらで頬をやさしく包み込むと、肌への刺激を与えることなく水分補給することができます。
化粧水の美肌成分って?
化粧水には肌を保湿するための成分が配合されています。
その中でも代表的なものがコラーゲン・ヒアルロン酸・アミノ酸の3つです。
コラーゲンの基礎知識
コラーゲンはタンパク質の一種で、主な働きは肌の弾力やハリを出し、体内の水分や潤いをキープすることです。
コラーゲンは加齢に伴い少しずつ減ってゆきます。コラーゲンが減少すると肌のハリや弾力が失われ、肌全体が乾燥しやすくなります。
それに顔の重力を肌が支えることができなくなるので、顔のたるみも進行していきます。
若々しい肌をキープするためにはコラーゲンの減少を防ぐ必要があるので、コラーゲン入りの化粧水などでしっかりと保湿する必要があります。
ヒアルロン酸の基礎知識
ヒアルロン酸は、主に肌に水分を与えて保湿する成分のことです。
ヒアルロン酸は保湿成分として知られていますが、実際には通常のヒアルロン酸が吸収されるのは角質層までといわれています。
肌の真皮層にまでヒアルロン酸がいきとどいて保湿できるわけではない、ということは覚えておきましょう。
そういう意味では、後で使用する美容液などの保湿を高めるために必要な成分ともいえるでしょう。質量に対しては最大600倍程度の水分をキープすることができる、といわれています。
アミノ酸の基礎知識
アミノ酸とは細胞内の角質などに存在する、天然保湿成分のこと。
アミノ酸は化粧水との相性がよく、心地よい肌触りで肌の表皮へと浸透するのが特徴です。
ポイント
普段から何気なく使う化粧水ですが、たくさんつければよいわけではありません。
商品の裏面に記載さえている保湿配合成分などを、確認して選ぶだけでも美肌への意識が高まるでしょう。
化粧水の種類にはふき取るタイプのものから、収れんタイプ、柔和タイプまで様々なものがあります。
肌タイプによって自分に合った化粧水を選ぶことが、いちばんのポイントですが、洗顔後にマストとされるのが、肌の奥まで水分や潤いを与えてくれる柔和タイプの化粧水です。
ふき取るタイプの化粧水は、古くなった角質や毛穴に詰まった汚れ、余分なクレンジング料をふきとる効果がありますが、うっかり肌をこすりすぎて肌を傷つける可能性もあるので注意が必要です。
【美容液・クリーム編】正しい保湿ケアの基礎知識
美容液をなぜつけるかというと、加齢に伴い減少してゆく体内の保湿成分を補うためです。
化粧水では浸透しきれない真皮への水分補給を、美容液やクリームなどでしっかりとおこない、肌へ潤いを封じ込めることが大切です。
肌の保湿作用でいちばん重要なのが、表皮のいちばん外側にある「角質層」であり、0.02ミリほどの薄い角質層の中には、20%ほどの水分が含まれています。
角質層にまで水分を補うためには、保湿成分の高いセラミドが配合された美容液やクリームなどで肌を保湿する必要があります。
セラミドはかりに湿度がなくなって空気が乾燥しても、水分が蒸発しないという特徴があります。
セラミドなどの保湿成分の高い美容液やクリームを使用するときの注意点としては、適量の量を塗るようにすること。
そして額・両頬・鼻・顎などのポイントごとに指先程度の量をつけて、指の腹でやさしく伸ばすと、顔全体にまんべんなく保湿成分をいきわたらせることができます。
美容液やクリームを塗る際、顔を必要以上に触って擦りすぎると、肌に摩擦を与えてしまってシミ・シワやそばかすやたるみ・肌の劣化にもつながります。
セラミドが不足すると肌はどうなるの?
前述の通り、加齢とともにコラーゲンなどの肌の弾力やハリ・潤い成分は減っていきます。
そのためセラミドなどの高保湿成分で、しっかりと肌を保湿することが大切です。セラミドが不足してしまうと、肌全体に必要な水分量がキープできないため、角質層が不安定になり肌のバリア機能も落ちていきます。
すると紫外線などの外的要因によるダメージを敏感に感じ取って、肌の水分力を保持できなくなり、乾燥肌におちいります。
この状態が悪化すると、化粧水や美容液などをつけるたびに肌がしみる、といった肌トラブルに悩まされることにもなるので注意が必要です。
ポイント
美容液・クリームなどの保湿アイテムには、アンチエイジングタイプのものと保湿タイプのものが存在します。
保湿タイプの美容液は、肌の乾燥やシミ・シワなどに有効なコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドやアミノ酸などの保湿成分が配合されたものが多く、肌の真皮層まで潤いをとどけてくれます。
アンチエイジングタイプの美容液やクリームは、主に肌の弾力やキメを整える美肌成分が配合されているので、真皮層にまで美肌成分がしっかりと浸透し、年齢よりも若々しいお肌をキープすることができます。
用途に応じては重ね付けも可能ですが、重ね付けする際はつけすぎも肌に刺激を与える要因にもなります。くれぐれも適量を守るようにしましょう。
肌タイプに合ったデイリースキンケアを心がけましょう
人には生まれたもった肌タイプというものがあります。肌タイプとはふつう肌・乾燥肌・オイリー肌や乾燥肌のことです。
ふつう肌の人は化粧水と保湿の基本ケアを中心におこない、オイリー肌や混合肌の人は、肌全体の水分と油分のバランスを考えながら、セラミドやコラーゲンなどの保湿成分の高い美容液を使うことがマストです。
そして乾燥肌の人はセラミド配合の美容液やクリームで、真皮にまで潤いを与え肌本来のバリア機能を高めることがポイント。
自身がどのタイプに属するかを理解し、肌タイプに有効なデイリーケアを心がけるようにしましょう。
~美肌後記~
今回は「美肌をキープするためのデイリースキンケア【総まとめ】」についてご紹介しました。
毎日おこなうデイリースキンケアだからこそ、正しい知識を身につけておくことで、数年後の肌の状態に大きく影響していきます。ぜひ、参考にしてみてください。